ソフト食講座
当ページの一部内容は、栄養士、調理師、看護師、介護士等の医療従事者を対象として作成しています。 | |||||
「高齢者の食べる楽しみと喜びをいつまでも。」 高齢者ソフト食とは管理栄養士黒田留美子先生が「高齢者の食べる楽しみと喜びをいつまでも」。という思いから、 ご考案されたきざみ食に代わる新しい食形態です。 常食と変わらない、見た目がきれいな介護食であり、いつもの材料で作ることができる、 咀嚼障害をもつ高齢者でも安全においしく食べることができる介護食です。 その特徴は、しっかりと形がありながらも口に取り込みやすく、やわらかくて食べやすく飲み込みやすいこと。 障害があってもみんなと同じ料理が食べられる高齢者にやさしい理想的な介護食なのです。 |
Q:ミキサーにかけてゲル化剤で固めたものはソフト食? |
A: ミキサーにかけてゲル化剤で固めたムース・プリン状にした食形態をソフト食と呼ぶ場合がありますが、 黒田留美子式の高齢者ソフト食は料理をミキサーにかけて、ムース・プリン状にしたものではありません。 一般的に、ムース・プリン状にした食形態はソフト食よりも嚥下状態が良くない方に適応した嚥下食として 提供されていますので、対象者も異なります。 |
Q:ソフト食は手間がかかるのでは? |
A: ソフト食は、常食と同メニューも可能であり、調理器具を上手に使うことで効率化を図ります。 なによりも、きざみ食もソフト食もひと手間は同じです。 また、初めのうちは市販品を上手に利用して作業の簡素化、食感の指標として有効活用するのも 導入成功ポイントの一つです。 |
「ソフミート」なら、ソフト食が簡単に作れます。 |
①舌で押しつぶせる程度の硬さであること(硬度) ・見た目もきちんと美味しそうであることが重要。 ・普通食の人にも対応できる。 ②すでに食塊となっているような形のものであること(凝集性) ③すべりがよく、移送しやすいものであること(付着性) |
高齢者ソフト食は、噛む力が弱まった咀嚼障害の方、また、口の中で食べ物のまとまりを作れない方まで、 幅広くカバーする食形態です。 食形態を選ぶ際、「どれくらいのやわらかさなら食べられるの?」、「どんな方なら食べられるの?」、 「給食現場ではどのように活用できるの?」など、お悩みではありませんか? そんな皆様の声にお応えして、黒田先生が長年の研究成果を一まとめにして高齢者ソフト食の新基準
※1:食べる方の状態は代表例であり、必ずこの範囲に当てはまるとは限りません。区分の目安として下さい。 |