担当している仕事
格付け業務を通して、
豚肉の安定供給に
努めています
都城工場では、豚カット肉やハム・ソーセージをはじめとする食肉・食肉加工品の製造をしています。私が所属する製造一課では、スーパーなどに陳列されるスライスされた豚肉(精肉)の原型となる、豚カット肉の製造を行っており、その中で私は豚枝肉の格付け(仕入れ価格を決めるための品質評価)を主に担当しています。格付けの仕事は経験と熟練が求められます。豚の体重や脂肪の厚さといった定量的に評価できる項目だけでなく、肉の形やキズの入り具合といった微妙な判断が要求される要素も踏まえてランクを決めないといけません。責任は大きいですが、この仕事は製造一課の中で唯一、豚が「生き物から食べ物に変わる瞬間」に立ち会うことができ、私自身大きなやりがいを感じています。これからも命をいただくことに対する感謝の気持ちを忘れず、日々の仕事に取り組んでいきたいです。
印象的なエピソード
製造職場の
リーダーとして
成長を実感
入社1年目の頃、豚カット肉の製造職場のチームリーダーを任された時のことが印象に残っています。チームリーダーの仕事は、製造工程ごとの人員配置を考え、業務中はリアルタイムで指示を出して職場全体がスムーズに流れるようにコントロールすることです。任された当初は、余裕がなく周りが見えていなかったため、自信を持って指示を出すことができず、職場の業務が滞ってしまい、とても悔しかったことを覚えています。その後、先輩方に手本を見せてもらったり、手伝ってもらったりしながら、徐々に知識や経験を身に付けることができ、初めて自分が出した指示によって一日の業務を終えられた時は大きな達成感を味わうことができました。
今後の目標
未経験の仕事にも
積極的に
挑戦していきたい
今の仕事の担当になって間もないため、早く一人前になることが当面の目標ですが、ゆくゆくは都城工場全体の業務を把握して、製造のプロフェッショナルとして活躍したいです。今はまだほんの一部の業務しか経験できていませんが、私の部署では特に若手のうちは短いスパンでいろいろな職場を経験するジョブローテーションがあります。まずは任された仕事を確実にこなし、その上で新しいことにも積極的に挑戦したいと思っています。また、私は知識や教養があまり豊富ではなく、上司や先輩と話しているとその差を痛感させられることが多いです。日頃からニュースを見たり本を読んだりしていますが、まだ遠く及びません。時間はかかりそうですが、仕事だけではなく人としても一目置かれるような、深みのある人間になることも目標のひとつです。
ある1日のスケジュール
- 08:00
- 出社。その日の豚枝肉の入庫頭数を確認します。
- 08:20
- 工場に隣接する食肉センター(と畜場)に行き、伝票や書類を受け取ります。その後、格付けの準備をします。
- 10:00
- 豚枝肉の格付け。
- 11:30
- 昼休憩。社員食堂でお昼ご飯を食べて、午後からの仕事に向けて英気を養います。
- 12:30
- 豚枝肉の格付け。
- 15:30
- 事務所に戻り、枝肉の計量データをPCに入力。
- 16:00
- 一日の業務記録を日報にまとめ上司に提出。
- 17:00
- 退社。帰宅後はテニスの練習に行き、2時間みっちり汗を流します。練習後にテニス仲間とご飯を食べに行くのも楽しいひと時になっています。
趣味や休日の過ごし方
趣味はソフトテニスです。中学時代から続けていて、今は社会人のクラブで週3日ほど練習しています。日々の練習成果を試すため、休日は宮崎、鹿児島を中心に大会に参加することもあります。まだ満足のいく結果を残せていないので、もっと練習して上位入賞するのが目標です。
※内容は取材当時のものです