林兼産業株式会社

食品事業部 マーケティング部 企画課 S.H 食品事業部 マーケティング部 企画課 S.H

食品事業部
マーケティング部
企画課
S.H

  • 保健福祉学部 栄養学科 卒業
  • 2002年入社

担当している業務内容を
教えてください。

0から1を生み出し、
さらに10へと育てる仕事

食品マーケティング部企画課に所属し、課長として課のマネジメントを担う傍ら、事業部内で取り扱う商品の商品企画や販促企画を担当しています。企画の仕事は言い換えれば商品作りのプロデューサーです。1つの商品が生まれて実際に店頭に並ぶまでの一連のプロセスに深く関わります。具体的には、市場ニーズ等のさまざまな情報を分析した上で、商品のコンセプトメイクを行うことを基点とし、商品開発や営業、生産工場など他部署と連携を取りながら、商品を生み育てていきます。また商品の発売後も、より多くのお客様に手に取っていただくために、効果的な販促方法や商品のリニューアルを継続的に検討します。

0から1を生み出し、さらに10へと育てる仕事

苦労した事・達成感を味わえた事等、
エピソードはありますか?

自らの思いを乗せた
商品を通してお客様に
笑顔を届けたい

幼少期から商品デザインに興味があり、いろいろな商品を見ては「これはどんな人が買うのだろう」と想像するのが好きでした。今思えば現在の仕事に通じるものがあったように思います。その後、料理好きが高じて管理栄養士を目指すようになり、また同時にこれからの社会福祉に広く貢献したいという思いから、当時介護食に力を入れつつあった当社に入社しました。以来20年近く、開発・営業・企画とさまざまな立場から介護食と向き合ってきました。私たちの仕事はお客様一人ひとりに対して直接食事を提供することはありませんが、私たちの思いを乗せた商品を通してたくさんのお客様に笑顔を届けられる素敵な仕事だと思っています。企画の仕事には明確な答えがなく、あれこれと思い悩むことも多いのですが、食品展示会などでお客様に「いつも使っているよ。おいしいと評判だよ」と嬉しいお言葉をいただいたり、SNSでお客様の笑顔を見かけたりすると元気づけられ、日々の業務への糧となっています。

自らの思いを乗せた商品を通してお客様に笑顔を届けたいド

チャレンジしたい業務や
目標はありますか?

驚きと感動を
世界の食卓へ

少子高齢化により国内市場が縮小していく中、当社がさらなる成長を望むためには、海外へ目を向けることが必要です。そして私は、水産・畜産の豊富な商品を取り揃える当社にとって、海外市場には多くのチャンスが眠っていると考えています。介護食を例に挙げると、超高齢社会の日本では介護用加工食品が広く普及しています。一方でこれから高齢化へと進む国々では、そのような食品はほとんど販売されていないため、ここに未開拓の市場があります。各地域の食文化や嗜好を理解することは簡単ではありませんが、当社が長年培ってきた加工技術と介護食開発のノウハウを生かせば、各地の実情に合わせて商品をカスタマイズすることが可能です。スケールの大きな目標ですが、世界中に当社の介護食をお届けすることで、当社の発展に寄与するとともに、より多くの方のQOL(生活の質)向上に貢献していきたいです。

ある1日のスケジュール

08:30
始業、朝礼。毎日朝礼があり、そこで事業部内の各部署の来客予定や会議予定などを共有します。
08:40
プレゼンテーション資料の作成。社外に向けた新規商品の企画書や、社内提案用の事業計画を作成しました。
10:30
商品デザインの検討。冷凍和菓子シリーズ「まごころすいーつ」の商品デザインについて課内検討会を実施しました。当社の和菓子は主に病院や介護施設などで行事食として提供されていて、かわいらしい見た目が人気です。この日は課員が用意してくれたいくつかの試作品を基に、デザインの方向性について話し合いました。
11:30
販促資料のチェック。課員が作成した販促資料やパンフレットの内容を確認し、フィードバックを行いました。
12:00
昼休み。毎朝子どものお弁当を作るので、私もお弁当を持参しています。同僚とのおしゃべりで、気持ちをリフレッシュできる貴重な時間です。
13:00
定例会議。既存商品の課題や販促活動、新商品のアイデア等の議題に対し、関係者同士で意見交換や議論を行います。この日は東京、大阪にある各支社の担当者も交え、Web上で会議を行いました。
15:00
デザイン会社との打合せ。新商品のパッケージデザインと、パンフレットの内容について打合せを行いました。
16:00
リニューアル商品の試食。商品開発、営業の各担当者と一緒に試食し、その後意見交換を行いました。
17:30
退社。帰宅後は子どもたちの学校や習い事の送迎、私の英語のレッスンなど、慌しくも充実した毎日を送っています。

趣味や休日の過ごし方

子どもの成長と共に、最近では自分の時間を持つことができるようになってきました。休日は音楽を聴いたり映画やドラマを観たりして、リラックスする時間にあてています。今後も続けたいのは、年1回の海外旅行。夫との共通の趣味であり、子どもたちにもいろいろな文化や風景を見せてあげたいという思いもあります。数年前から学び直している英語は、仕事やプライベートでも生かせるよう、毎日根気強く続けています。

内容は取材当時のものです

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