林兼産業株式会社

飼料事業部 営業部 水産開拓二課 K.K 飼料事業部 営業部 水産開拓二課 K.K

飼料事業部
営業部 水産開拓二課
K.K

  • 水産学研究科水産学専攻修了
  • 2019年入社

担当している仕事

養魚用飼料の
営業担当として、
お客様との架け橋に

営業部では、消費者の皆様に安全・安心で良質な魚を供給し、魚食文化の発展に貢献したいという思いから、養魚用飼料の販売を通して養殖産業を支えています。私たち営業の仕事は、飼料ユーザーである養殖漁場を訪問し、魚の育成状況の確認やお客様との対話の中で、お客様が抱える課題を一緒に解決していくこと。お客様とは非常に近い距離で仕事をしますので、信頼関係構築のため、情報交換はもちろん給餌や出荷作業を一緒に行い、同じ時間を共有することで関係強化に努めています。また、お客様と会社をつなぐのも営業の大切な役割です。お客様からの要望や魚の育成状況を工場や開発部署へ随時フィードバックし、より良い飼料作りに生かしてもらいます。

担当している仕事

印象的なエピソード

困難な仕事を
みんなで乗り越え、
大きな財産に

お客様からとある飼料のリクエストをいただいた時のことです。その飼料は当社が取り扱っていない原料を使用したもので、加えて当時は魚が活発に餌を食べる「適水温」から外れつつある時期だったため、急ピッチで準備に取り掛かる必要がありました。私はまず開発部署に新製品の開発を依頼、次いで原料購買部署に原料について相談し、さらに工場での製造や出荷の段取りなど、関係部署と協力してこのプロジェクトを進行。タイムリミットが迫る中、目まぐるしい日々が続きましたが、携わっていただいた方々のお力添えもあり、何とか販売に至りました。このプロジェクトを通して、養殖業は生き物や自然が相手で人間がコントロールできない要素も多いこと、そして営業という仕事は他部署の協力があって成り立っていることを、身をもって経験することができ、今の私を形成する大きな財産になっています。

印象的なエピソード

今後の目標

主体的な提案ができる
営業担当を目指す

おいしい魚を育てるためには、魚の種類や成長段階に応じた臨機応変な給餌が欠かせませんが、私自身まだ知識・経験に乏しく、お客様に対して主体的な提案が満足にできていないと感じます。水産学については学生時代に勉強しましたが、机上の学問だけでなく、さまざまな業務経験を通して実践的な知識も深めていきたいです。また、今はお客様の要望に沿った提案を行うことが営業としての仕事の中心になっていますが、お客様との信頼関係を構築し実績を積むことで、近い将来は「Kが言うなら乗ってみるか!」とお客様に思っていただけるような提案ができる営業担当を目指したいと考えています。

ある1日のスケジュール

07:00
前日から出張先のホテルに宿泊し、早朝から養殖漁場を訪問。お客様の船に乗り、生け簀で給餌のお手伝いをします。また魚体の測定や魚の活性を確認します。
11:00
陸へ戻り、測定結果の確認をします。給餌した数量と生け簀内の魚の数・重さから、給餌率および魚の成長度合いが適正か分析し、その結果を踏まえてお客様と今後の給餌方針について検討します。
12:00
近くの飲食店で食事を取り、販売代理店へ移動。
13:30
販売代理店にて製品の価格見積りを説明。また、お客様への販売アプローチの方法などを打合せます。飼料の多くは販売代理店を通して供給するため、営業方針についてすり合せをすることも大切です。
14:30
タブレットを使って工場の製品在庫や入出庫状況を確認。営業の社員には会社からタブレットが支給され、必要な情報をリアルタイムで確認することができます。
15:00
会社へ移動。
17:00
在庫の確認や出荷依頼、出張報告書の作成など事務作業を行います。毎月開催される部内会議用の書類を作成することもあります。
17:30
退社。営業という仕事柄出張が多いため、出張先では各地の名産品や有名料理を食べてリフレッシュしています。養殖漁場の朝は早く、夜明け直後から仕事をする日もあります。ハードに感じることもありますが、魚の成長を自分の目で確認できると、とても嬉しく感じます。

趣味や休日の過ごし方

休日はとりためた深夜ラジオを聴きながらプラモデルを作ったり、犬の散歩に行ったりとのんびり過ごすことが多いです。また、昔から音楽が好きで、学生時代は軽音楽部でベースやドラムを担当していました。社会人になってからは楽器を触る機会は減りましたが、代わりにさまざまなアーティストのライブを鑑賞するのも楽しみのひとつになっています。下関はお隣福岡県へのアクセスが良く、以前は度々出かけていましたが、現在は新型ウイルスの影響で参加するのが難しくなってしまいました。ライブもそうですが、以前のように安心して暮らせる日常が1日も早く戻ってくることを心から願っています。

内容は取材当時のものです

そのほかの社員を見る